WXIII 機動警察パトレイバーの感想・あらすじ・ストーリー

WXIII 機動警察パトレイバーの感想・あらすじ・ストーリー アニメ

 

 




WXIII 機動警察パトレイバー あらすじ

昭和75年、東京湾で輸送機が墜落しました。草野球中の秦刑事が呼び出され、現場ではレイバーが引き上げられ、
遺体は欠けています。先輩の久住に「着替えて来い」と言われユニフォーム姿の秦が駐車場で、重いトランクを
もって困ってる女性を見つけ、大学まで送ります。飛行機事故から5日後、聞き込みで巨大な魚拓を見せられます。

東都生物医学研究所の地下で、来栖所長が、飛行機に積んでいた13号カプセルの回収を米軍が失敗した事を
悔やみます。目の前の謎の生物をみて「数日の内に廃棄物(Waste)になります」と研究員の宮ノ森が説明します。
先日、秦が車に乗せた女性・岬冴子は、宮ノ森からの連絡を無視し、ピアノを弾く娘のビデオを見続けていました。

秦とのデートの後、一人になった彼女は重いトランクケースを、堤防から投げ落としました。ある雨の夜、海上施設
で謎の巨大水棲生物に警官が襲われます。電灯が点くと怪物は逃げました。秦は、怪物の肉片を検査する為に東都
研究所に向かいます。冴子はそこの研究員でした。所長と肉片の鑑定を行う彼女の口元は微笑んでいました。

人を捕食し続ける怪物は、西脇博士が発見した南極の隕石に付着した細菌を培養し、ニシワキセルと名づけられた
細胞から増殖した宇宙怪獣でした。秦は博士の資料から岬冴子が娘と知ります。東都研究所で、肉片の解析がされ、
逃亡時の保険である自壊細胞を持たず、さらに人のガン細胞の性質を有していたのは、冴子の仕業でした。所長は
彼女を研究から外し、怪物の処分に動き出します。

東都研究所で、所長がウィルスと、弾頭への加工マニュアルを渡すと、石原一佐は「速やかに姿を消せ」と伝えます。
秦は連絡がつかない冴子が、ニシワキセルを盗用し、またガンで亡くなった娘を溺愛していた事を知ります。
石原は会議でウィルス弾頭は、水中用レイバーの残骸をまとった怪物に直接撃ち込み、水中に逃げられるとガン細胞
の再生力で復元するから陸上で仕留める必然を説きました。特車2課の弾頭使用が決定しました。

警察は建設中止になったスタジアムに怪物を上陸させるために、久住が探り当てた超音波で、海中の怪物を
誘き寄せます。スタジアム周辺は封鎖され、渋滞に巻き込まれた冴子を秦は見つけました。二人は車で
スタジアムに向かいます。彼女はトランクの餌で怪物を育てていました。秦に止めてほしかったのかもしれません。

冴子は「娘のガン細胞とニシワキセルが融合し、あの子は生まれ変わった」と叫びます。秦は「あれは娘さん
じゃない怪物だ」と否定しますが無駄です。スタジアムで娘のビデオ音声が流れ始め、怪物は誘導され、第2小隊
と対峙します。装甲を剥ぎ取られ、弾頭が怪物に撃ち込まれると冴子は鉄骨から落ち、彼女を秦が片手で掴みます。

壊死が広がる怪物を、自衛隊員が火炎放射器で焼きます。手が滑り、冴子は落ち、血があふれ、秦は目を
見開きます。ネットの掲示板では、「テロではなく怪物の仕業」「情報漏洩したのは現場警官」と書かれて
いました。納骨後、秦は、冴子の形見のライターで煙草を吸い始めました。

 

WXIII 機動警察パトレイバーの登場人物・声優

  • 久住武史(CV綿引勝彦)
  • 秦真一郎(CV平田広明)
  • 岬冴子(CV田中敦子)
  • 岬一美(CV鈴木里彩)
  • 栗栖敏郎(CV穂積隆信)
  • 宮ノ森静夫(CV拡森信吾)
  • 石原悟郎(CV森田順平)
  • 後藤喜一(CV大林隆介)

 

WXIII 機動警察パトレイバーの感想

怖いのは女の妄執。昭和75年=西暦2000年なのですが、寧ろ、「終わらない昭和」がテーマの一つです。
映画公開は21世紀初頭、2002年でP2(劇場版2作目)の劇中の時代に追いつき、P2から9年後の公開ですが、
実は1993年からOVAの予定で企画されていました。今回は押井守監督ではありません。押井さんは同時上映の
「ミニパト」という短編3本の内、1本だけシャッフル上映されました。監督(製作総指揮)は高山文彦さんで、
ヘッドギアの出渕裕さんのオファーだったようです。

脚本は、とりみきさん。最近は「テルマエ・ロマエ」のヤマサキマリさんと「プリニウス」の原作を担当していたり、
本人の作風と違うのでビックリします。何より、パトレイバーの冠なのに特車二課はほとんど出ず、脇役で、
怪獣映画+昼ドラかつ、刑事2人が主人公のサスペンス映画として楽しめたら面白いのでしょうけど、
それを見たい人は「相棒」とか別の映画を見るんじゃないかな? やりたいことは分かるけど、パトレイバーでやる
べきことだったのか疑問です。まー、90分で出来ることは限られるので、特車二課の活躍を削らなければ
いけなかったのでしょう。割と、パトレイバーは未知の生物と戦う話も少なくありません。初期OVAの
「4億5千万年の罠」や、実写「THE NEXT GENERATION」の「大怪獣現わる」など。

ゆうきまさみさんの原作漫画だと内海不在の企画7課によって水没したグリフォンの部品回収という別のミッション
も展開していたり、そもそも冴子、記憶はなくしますが漫画だと死にません。娘のガン細胞という設定の追加で、
より、歪んだ愛情が伝わりやすくはなった気はしますが、闇を感じます。本来、人が死なないがテーマのパトレイバー
で、人死にを許容したことで、何かが崩れたのかもしれません。キャラデザも劇場版2作目っぽく、陰鬱さが余計に増してます。

 

WXIII 機動警察パトレイバーの評価

評価2

ゆうきまさみさんの漫画でも人気のある「廃棄物13号」のアニメ化ですが、かなり違って面白いから、原作も読んで下さいと言いざるを得ません。4年後の2006年に韓国で「グエムル〜漢江の怪物」という映画が作られ、その怪物の姿が廃棄物13号に似ているという指摘がありますが、日韓両サイドは否定しています。

正直、グエムルの方がパニック映画としてチープですが出来はいいです。

昼間だし、動きいいし。まー、東京湾に巨大海洋生物出現というシチュエーションを、「シンゴジラ」より先にやったのは意義あるのかもしれません?

 

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